監査のいろは「内部統制監査」

上場会社において、内部統制監査制度が導入をされてからそろそろ10年を超えています。内部統制監査ってどのような制度なのでしょうか。もともとは、エンロン事件を発端にして米国において、サーベンスさんとオックスリーさんが考えた法律で、会社内部で粉飾などを防止を防止するための内部統制を整えて、それを評価することを制度化しているものがサーベンスオックスリー法=SOX法であり、これの日本バージョンがJ-SOXと言われるものであり、J-SOX=内部統制監査というイメージになります。 内部統制監査制度が導入された頃には、比較的多くの開示すべき重要な不備が発生していたように思われますが、最近は、財務諸表監査での不備に引きずられての不備が多いように思われます。