監査手続のいろは「仕入・原価計算・在庫・仕入債務」

仕入・原価計算や在庫・仕入債務は表裏一体のため、一般に同一の担当者が担当します。特に、原価計算はブラックボックス化し易いため、適切なヒアリングに基づいて、原価計算の仕組みを確かめ、適切な検証を行う必要がありますが、この部分の監査手続きは足りていないことが多いように思われます。期末で原価計算の仕組みを調べるのは時間的な制約からなかなか難しいため、期中において、原価計算ロジックの確認を行っておく必要があります。